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- 学校検診予約
お待ち頂く時間を短くするために、お電話にて事前予約を受け付けております。予診では下記の項目についてお聞きいたします。お手元に「一次検診の結果報告書」を準備の上、ご連絡ください。
<予診の内容>
・名前、年齢、性別
・1次検診の異常内容(結果報告書に記載の内容)
・現在の症状(自覚症状)
・既往歴、心疾患の家族歴
・部活動
なお、ご予約なしでも受診していただけますが、ご予約の方を優先させていただきます。
学校心臓検診
小学校、中学校、高校のすべての一年生が学校心臓検診を受けることになっています。これは診断することが目的ではなく、多くの健康者の中からある疾患またはその疑いがあるものを抽出するため、心臓突然死を予防するために行われます。学校心臓検診における一次検診では、心臓検診調査票と医師の診察、心電図検査から二次検診の必要な対象者を抽出します。一次検診の結果(一次検診の結果報告書)に、「要精密検査」あるいは「要二次検査」と記載がある方は二次検診を受けることになります。
二次検診
二次検診では、循環器専門医の診察、心電図検査および胸部レントゲン検査に加えて、心臓超音波検査や運動負荷心電図検査(階段運動、エルゴメーターなどによる運動負荷)、ホルター心電図検査(24時間記録する心電図検査)などが、一次検診の結果(異常の内容)により必要となります。心臓超音波検査では、心臓と大血管の形態(形の異常)、心臓の働き(心臓のポンプ機能評価)、血流情報(弁膜症や短絡疾患の有無など)をリアルタイムに観察し、評価します。運動負荷心電図では、不整脈の診断・重症度・予後判定を行います。虚血性心疾患や不整脈の診断では、安静時の心電図のみではわからないことが多いため、運動負荷で心臓へ負担をかけることにより隠れていた虚血性病変や不整脈を顕在化させ、診断あるいは評価をします。ホルター心電図では、日常生活におけるさまざまな心電図変化や不整脈の出現状況、あるいは自律神経機能などを詳細に観察します。
当院における心臓検診異常の診療
当院は、二次検診で必要となる心臓超音波検査、運動負荷心電図(階段負荷、エルゴメーター負荷)、ホルター心電図などの検査が施行できる環境を整えています。心臓の異常を指摘され、不安を抱えていることと思います。検診結果に対して、必要な検査を施行させていただき、より早く安心を提供できます様に努めます。二次検診において、さらに精密検査が必要と判断された場合においても、近隣の専門病院(福山循環器病院、福山市民病院、岡山大学病院など)と連携した診療を提供しています。